ペギー葉山の息子の現在【陶芸家】旦那は俳優の根上淳【伊吹隊長】

『ドレミの歌』で知られるペギー葉山さん。2017年に亡くなられて以降も、夫である俳優・根上淳さんとの愛の物語や、重度自閉症の陶芸家である息子・森英児さんの現在について、多くの関心が寄せられています。

この記事では、公にならない息子さんの現在の推測、自閉症と陶芸の関連性、根上さんの闘病介護、そしてペギーさんが息子さんのために行った「遺産の準備」までを、分かりやすい言葉で徹底解説します。

Sakura

是非さいごまで楽しんでご覧ください！

1 ペギー葉山さんの息子・森英児さんの現在
2 ペギー葉山の息子の現在に関するその他の情報

ペギー葉山さんの息子・森英児さんの現在

長年にわたり公の場で活躍し続けたペギー葉山さんでしたが、私生活についてはあまり多くを語ってきませんでした。

特に、ご自身が亡くなった後、重度の自閉症を抱える息子さん・森英児さんがどうしているのかは、多くのファンが最も気にかけている点です。

ペギー葉山さんの息子は森英児

ペギー葉山さんの長男のお名前は、森英児（もりえいじ）さんです。

ペギー葉山さんは、俳優の根上淳（ねがみじゅん）さんと1965年にご結婚され、長男である英児さんはその3年後の1968年に誕生しました。2025年現在、森英児さんは57歳になられます。

森という姓は、ペギー葉山さんの本名（旧姓：小鷹狩繁子）が結婚により「森繁子」となったため、夫である根上淳さんの本名から取られたものです。

息子の職業は陶芸家

森英児さんは、ネットの情報やペギー葉山さんの証言によると、陶芸家として活動されています。

ペギー葉山さんが開催するイベントやコンサート会場では、息子さんが制作した陶芸作品が飾られたり、展示されたりしていたことが確認されています。これは、ペギーさんが陶芸という息子さんの社会的な活動を積極的に応援し、誇りに思っていた証拠と言えるでしょう。

この「陶芸家」という職業情報は、ペギーさん自身が公の場で発信していたため、その信憑性は非常に高いと考えられます。自閉症という特性を持ちながら、一つの分野で才能を開花させ、表現活動を行っている森英児さんの存在は、多くの人々に勇気と希望を与えています。

息子は自閉症

ペギー葉山さんは、テレビのインタビューや自身の著書の中で、息子さんが重度の自閉症を抱えていることを、勇気を持って告白されていました。その病状は、日常生活で常に誰かのサポートが必要なほど重いと語られていました。

あの明るい歌声と笑顔の裏側で、長年にわたり、夫の闘病と重度の自閉症を持つ息子のケアという、計り知れない困難に立ち向かわれていたのです。この告白は、同じように障がいを持つ家族を抱える多くの人々の共感を呼び、ペギーさんの人間的な魅力をさらに高めました。

自閉症と陶芸の深い関連性

森英児さんが陶芸家として活躍されている背景には、自閉症という特性と陶芸という芸術分野が持つ深い関連性があります。

感覚的な安心感：粘土の独特な質感や冷たさ、形を変化させる感触は、自閉症の人が求める「感覚的な安心」を提供します。特定の感覚に集中することで、心が落ち着く効果が期待できます。
集中力の発揮：自閉症の人の中には、一つの作業に驚異的な集中力を発揮する方が多くいます。陶芸は、土をこねる、ろくろを回す、絵付けをするなど、工程ごとに高い集中力を要するため、その特性が最大限に活かされます。
非言語的な自己表現：言葉でのコミュニケーションが難しい自閉症の人にとって、陶芸は自己の感情や内面の世界を表現する貴重な非言語的手段となります。
国際的な評価：実際に、海外では自閉症を持つ陶芸家やアーティストが、その独特な感性や作品の完成度で国際的に高い評価を受けている事例が多数あります。陶芸は、自閉症の人にとって、社会参加や療育の場として非常に有効に活用されています。

森英児さんが陶芸という表現活動を見つけられたのは、彼自身の才能と、それを支え、伸ばそうとしたご両親の深い愛情の結果と言えるでしょう。

家族とのエピソード

ペギー葉山さんの家族のエピソードは、常に深い愛情と困難への共闘で彩られていました。

父と息子の交流

夫の根上淳さんは、倒れるまでは息子さんの陶芸活動を温かく見守っていました。また、病に倒れた後も、ペギーさんの献身的な介護と息子さんの存在が、根上さんの生きる力になっていたことは想像に難くありません。

「親心」の展示

ペギー葉山さんは、自身のコンサート会場の一角に、息子さんの陶芸作品を展示スペースを設けていたことがあります。「少しでも息子の活動を応援したい」という親心が詰まった行動であり、公私にわたって息子さんを支えようとする姿勢が伺えます。

喪主を務めた息子

ペギー葉山さんが2017年に肺炎で亡くなった際、葬儀は親族のみで執り行われましたが、その喪主を森英児さんが務められました。重度の自閉症を抱えながら、母親の最期の大役を果たしたという事実は、彼がご家族にとってかけがえのない存在であったことを示しています。

ペギー葉山の息子の現在に関するその他の情報

続いてはペギー葉山の息子の現在に関するその他の情報を見ていきましょう。

ペギー葉山さんについて：国民的歌手の光と影

ペギー葉山さんは、1933年12月9日に東京都で生まれました。本名は森繁子（もりしげこ）さんで、旧姓は小鷹狩繁子という非常に珍しい名字でした。この旧姓が示すように、彼女は由緒ある家柄の出身で、父方の先祖は広島藩の家老職、母方の先祖は白虎隊の生き残りという歴史的なルーツを持っています。

彼女は青山学院女子高等部を卒業されており、その在学中からすでに音楽の才能を開花させていました。元々は音大進学を目指して声楽を学んでいましたが、FEN放送（現AFN）から流れるアメリカのポピュラー音楽に強く魅了され、ジャズへと転向します。高校生という若さで、進駐軍のキャンプで歌うという大胆な活動を始め、その実力とセンスが認められ、当時の人気ビッグバンド「渡辺弘とスター・ダスターズ」の専属歌手に大抜擢されました。

そして、卒業翌年の1952年11月、レコードデビューを果たします。芸名の「ペギー」は、当時の人気歌手ペギー・リーにちなんで名付けられたものです。

ペギー葉山さんの最大の功績の一つは、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の『ドレミの歌（Do Re Mi）』を日本中に広めたことです。1960年に日米修好百年祭でこの曲に出会い感銘を受けたペギーさんは、帰国後に自ら日本語訳詞を手がけ歌唱しました。この曲は、NHKの『みんなのうた』や音楽の教科書に採用され、瞬く間に国民的な楽曲となりました。その明るくハリのある歌声は、晩年まで衰えることがなく、2017年に亡くなる直前まで現役の歌手として精力的に活動し続けました。

ペギー葉山さんの死因

ペギー葉山さんは、2017年4月12日に肺炎のため、享年83歳で亡くなられました。

亡くなる直前まで仕事をされており、まさに現役のまま旅立たれたことになります。葬儀は遺族の意向により親族のみで執り行われ、前述の通り、長男の森英児さんが喪主を務めました。

ペギー葉山さんの旦那は根上淳

ペギー葉山さんの生涯の伴侶は、昭和を代表する二枚目俳優、根上淳さんです。

根上淳のプロフィールと経歴

根上淳さんは、1926年9月20日に東京都で誕生しました。本名は森清寿（もりきよひさ）さんです。

幼少期や学生時代についてはあまり公にされていませんが、彼は戦後の映画界において、早くからその才能を開花させました。1947年に大映（現在のKADOKAWAの前身の一つ）に入社し、すぐに二枚目スターとして映画界を駆け上がります。甘いマスクと知的な雰囲気で、多くの女性ファンを魅了しました。

映画でのキャリアが充実していた根上さんですが、1967年に大映を退社した後は、テレビドラマへと活動の中心を移し、さらに幅広い層からの人気を獲得しました。特に、名作ドラマ『白い巨塔』での田所教授役や、特撮シリーズ『帰ってきたウルトラマン』での伊吹竜隊長役など、シリアスな役から子供向け番組の頼れるリーダー役まで、多様な役柄を見事に演じ分けました。

私生活では、ペギー葉山さんと1965年に結婚し、芸能界きってのおしどり夫婦として知られるようになります。お二人は夫婦で書道展に出展するなど、共通の趣味を通じて深い絆を育みました。

しかし、1998年に糖尿病の合併症による脳梗塞で倒れてからは、長く厳しい闘病生活に入ることになります。その間、妻であるペギー葉山さんの献身的な在宅介護を受け続けました。そして2005年ご家族に見守られながら、享年78歳で亡くなられました。彼の俳優としての功績と、妻ペギーさんとの感動的な夫婦愛は、今も多くの人々の心に残っています。

馴れ初めや夫婦関係

ペギー葉山さんと根上淳さんは、お互いにファンであったことが交際のきっかけだったとされています。

共通の趣味：夫婦で書道に親しみ、展覧会に一緒に出展するなど、共通の趣味を通じて絆を深めていました。

出会いと結婚：1965年にご結婚。お二人はすぐに「芸能界きってのおしどり夫婦」として知られるようになりました。

晩年の看病と介護

根上さんが1998年に脳梗塞で倒れてからの7年間は、ペギー葉山さんにとって、歌手活動と介護生活の両立という、非常に過酷な日々でした。

ペギーさんは、夫の「ひとりぼっちにしたくない」という思いから、介護施設ではなく在宅での介護を選択されました。重度の要介護状態となった夫を、ペギーさん自身が献身的に看病し続けました。

この献身的な介護は、お二人の夫婦愛が真実のものであったことを証明しています。ペギー葉山さんは、この困難な時期を乗り切るために、歌を歌うことが自分の生きる力になったと語っています。

根上淳さんが亡くなった後も、ペギーさんは夫の闘病を通じて得た経験を元に、様々な場所で講演活動を行い、多くの人々に勇気と希望を与え続けました。

今回は「ペギー葉山の息子の現在【陶芸家】旦那は俳優の根上淳！」と題して記事をお届けしました。